内部統制外部監査は、書類の有無や形式的な体制整備を確認するための監査ではありません。
当社では、平成26年改正保険業法の施行から10年を経た現在、保険代理店に求められているのは「最低基準の充足」ではなく、業務品質そのものの水準と、その運用の実効性であると考えています。
その考えのもと、内部統制外部監査では、第三者の専門的視点から、法令等遵守態勢や内部管理態勢に加え、実務における判断の妥当性、運用の安定性、管理の実効性に着目した検証を行います。
また、監査結果は指摘事項の列挙にとどめることなく、経営や現場で「何を優先して改善すべきか」「どこから手を付けるべきか」を整理し、実務に落とし込める形で助言します。
金融庁・財務局によるモニタリングや、保険会社による代理店点検、さらには生命保険協会の業務品質評価運営を見据え、実態と判断の質を重視した、実践的な外部監査を提供します。
内部統制外部監査は、目的や体制の成熟度、内部監査部門の設置状況に応じて、以下の3つの監査から選択いただけます。

■外部監査|業務品質基本監査(リモート方式限定)は、
小規模な保険代理店を中心に、法令等遵守態勢や内部管理態勢が適切に整備・運用されているかを確認し、業務品質を高めていくための出発点を明らかにする監査です。

■外部監査|業務品質認定監査(往査方式・リモート方式いずれも対応)は、
その基盤の上に構築された業務運営や実務判断の水準を、第三者の立場から総合的に評価・認定し、業務品質の成熟度を客観的に示すことを目的とした監査です。

■外部監査|内部監査実効性検証監査(第三者評価・監査)は、
すでに内部監査部門等を設置している保険代理店に対し、その監査プロセスが適正に機能しているかを検証し、生命保険協会の認定要件等となる「第三者による監査」の実施証明を行う高度な監査です。

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外部監査|業務品質基本監査

業務品質を支える「基本」が機能しているかを確認する監査

業務品質基本監査は、小規模な組織構造上、独立した監査部門や複数の管理責任者を配置することが難しい保険代理店を主な対象とした監査です。
法令等遵守や内部管理態勢について、形式的な整備状況の確認にとどまらず、現実的に運用可能な業務品質の「基本」が確保されているかを、第三者の視点で業務品質を構成する基盤が適切に整備・運用されているかを評価します。
初めて外部監査を導入する保険代理店や、限られた体制の中で業務品質を維持・向上させていく必要がある保険代理店にとって、業務品質の土台・基盤を整理するための位置づけとなる監査です。

※一定規模以上の保険代理店や、業務品質の水準を評価・可視化することを目的とする場合は、業務品質認定監査の実施をご提案しています。

業務品質基本監査|料金目安
250,000円(税別)

※リモート方式限定。
※本監査は「本店」のみを対象として実施します(募集人ヒアリング・評価は行いません)。
※本料金は、「業務品質基本監査基本料金」「本監査・監査士料金(1名)」「外部監査報告書作成料金」の構成による料金目安です。
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外部監査|業務品質認定監査

業務品質の水準を、客観的に示すための認定監査。

業務品質認定監査は、第三者の立場から、保険代理店における業務運営および内部管理態勢について、一定の評価基準に基づき、業務品質の水準および成熟度を総合的に評価・認定することを目的とした監査です。
改正保険業法や金融庁の監督指針、各種ガイドライン等を基礎的な参照枠組みとし、金融庁検査に類似する手法を用いて網羅的な検証を行います。
本監査では、単なる法令等遵守や形式的な体制整備の有無を確認するにとどまりません。実務における判断の妥当性や運用の安定性に加え、「顧客本位の業務運営」および「最善利益義務」の考え方が、経営・管理・現場の各レベルにおいてどの程度定着し、実務として機能しているかを重視して多面的に評価します。
その結果を客観的なスコアおよび格付けとして可視化することで、組織の強みと改善点を明確にします。
監査方式や組織規模により期間は異なりますが、オフサイト監査は概ね3~4週間、オンサイト監査は通常2日から数日程度で実施します。

業務品質認定監査|料金目安
510,000円(税別)~

※上記料金目安は、「業務品質認定監査基本料金」「本監査・監査士料金(往査2日間・2名体制)」「外部監査報告書作成料金」の構成による目安金額であり、募集人ヒアリング料金は含まれておりません。
※実際のお見積りにおいては、上記の構成に加え、対象人数に応じた「募集人ヒアリング料金」が含まれる料金構成となります。
※監査方式、事業規模、監査日数等により料金は変動いたします。
※往査方式の場合、別途監査士の「日当」「旅費交通費」が発生します。
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NEW サービス
【2026年3月2日より提供開始】

外部監査|内部監査実効性検証監査(第三者評価・監査)

貴社の内部監査は機能しているか。内部監査部門の「実効性」をプロが検証・監査する高度監査

保険代理店の組織が大型化し、自社内に「内部監査部門」や「専任者」を配置するケースが増加しています。これに伴い、生命保険協会の業務品質評価運営(業務品質認定制度)等においても、「内部監査担当者・部署の機能発揮状況について、第三者による確認・監査を行っている」という厳しい設問に対して、証跡資料として「第三者による監査の実施がわかる資料(監査結果等)」の提出要件が求められるようになりました。
本監査は、すでに内部監査を実施している保険代理店を対象に、その監査プロセスや報告内容が適正に行われているかを、外部監査機関である当社が第三者の視点で厳格に検証・監査する「監査人のための監査(メタ監査)」です。
単なる書類の形式チェックではなく、監査手法の妥当性から、不備に対する改善プロセス(PDCA)の追跡まで、約1.5ヶ月〜2ヶ月をかけて内部監査の「真の実効性」を監査し、協会の審査要件を満たす第三者評価・監査報告書(証明書)を発行いたします。

内部監査実効性検証監査|料金目安
800,000円(税別)~

※リモート方式基本。
※本料金は、「検証監査基本料金」「監査士検証作業・インタビュー料金」「第三者評価・監査報告書(証明書)作成料金」の構成による料金目安です。
※対象となる内部監査の範囲(対象期間、拠点数等)により個別にお見積りいたします。
※往査方式をご希望の場合は、別途監査士の日当および旅費交通費が発生します。

内部監査実効性検証監査|実施プロセスと検証手法

Phase 1:事前準備・関連データの受領

対象となる内部監査の「監査計画書」「監査結果報告書」「改善指示書」「内部監査規程」「内部監査マニュアル」などの関連データを、セキュアな環境で事前にご提出いただきます。
Phase 2:書面監査および適合性分析

受領した資料をもとに、当社の監査士が「生命保険協会の認定基準」および「金融庁の監督指針」に照らし合わせ、内部監査の手法や指摘内容が妥当であるかを机上で精査し、外部監査機関としての基準適合性を厳密に分析します。
Phase 3:プロセス・ウォークスルーおよび担当者インタビュー

内部監査責任者および担当者に対し、Web会議での本格的なインタビューを実施します。監査計画の策定から現場への改善指示、事後確認に至る一連のプロセスをトレース(ウォークスルー)し、内部統制の機能状況や監査の独立性を評価します。
Phase 4:証跡のサンプリング検証および再実施(リパフォーマンス)

机上検証とインタビューの結果を踏まえ、特に重要とされる項目や不備指摘事項に焦点を当てます。「現場から提出された改善報告書」等の実データを画面共有等で提示いただき、当社監査士がピンポイントでサンプリング検証・再実施(リパフォーマンス)を行うことで、内部監査が実態を伴っているかを厳格に確認します。
Phase 5:監査結果のフィードバックおよび報告書(証明書)の発行

検証結果を総合的に分析し、生命保険協会の審査要件を完全に満たす形式で「第三者評価・監査報告書(証明書)」を作成・納品いたします。併せて、貴社の内部監査機能のさらなる高度化に向けた監査結果の総括・フィードバックを実施します。

貴社のニーズに合わせた「3つの監査プラン」

組織の規模、予算、監査に求める詳細度に応じて、最適なプランをお選びいただけます。

比較項目 業務品質基本監査 業務品質認定監査 内部監査実効性検証監査
対象組織・目的 小規模保険代理店向け。
初めて外部監査を導入し、業務品質の基盤・土台が機能しているかを確認したい保険代理店。
一定規模以上の保険代理店向け。
業務品質の水準を評価・可視化し、金融庁検査に備えたい保険代理店。
内部監査部門設置済みの保険代理店向け。
生命保険協会等の要件である「第三者による確認・監査」を受けたい保険代理店。
監査の深さ 約170項目のヒアリング
約130項目の資料監査
約280項目のヒアリング
約210項目の資料監査
※募集人個別の評価も実施
内部監査報告書の分析検証
証跡のサンプリング再検証
内部監査担当者へのインタビュー
実施方式・期間 Webリモート方式限定
本監査は1日(6〜7時間)で完了。
全体で約4〜5週間
往査方式 または リモート方式
本監査は2日〜数日間。
全体で約8〜10週間
リモート方式基本(往査対応可)
本監査面談は半日程度。
全体で約8〜10週間
料金目安(税別) 250,000円 510,000円〜 800,000円〜

監査結果の「評価・認定」について

監査終了後、各管理態勢別に評価・判定を行い、詳細な「外部監査報告書」を提出いたします。自社の業務品質の成熟度が客観的なスコアとして可視化されます。

業務品質基本監査の判定

  • A 評価ランク (80点以上)
    現実的で実効性のある管理態勢が確保され、基本が機能している状態。
  • B 評価ランク (60点~79点)
    一部が未達または脆弱であり、一定の是正対応が求められる状態。
  • C 評価ランク (60点未満)
    重大な課題が存在し、早急な是正対応が必要な状態。

業務品質認定監査の格付け

  • ★★★ プラチナ (90点以上)
    法令基準を大きく上回り、顧客本位の業務運営・最善利益義務が高度に定着。同業他社の模範となる最高水準の状態。
  • ★★ ゴールド (75点~89点)
    規制基準を十分に満たし、顧客本位の業務運営が定着。一部に改善余地を残すものの、総合的に高い水準の状態。
  • ★ シルバー (60点~74点)
    基本的な体制は整備されているが、実務への定着や継続的な改善など、成熟度向上に向けた取組みが必要な状態。
  • ブロンズ (59点以下)
    体制や法令等遵守に課題があり、実務への反映が不十分。今後の是正対応と継続的な体制整備が必要な状態。

内部監査実効性検証監査の証明・レポート

本監査においては、上記のようなスコアによる判定・格付けは行いません。
検証の結果に基づき、内部監査機能の有効性に関する専門的な見解をまとめた「第三者評価・監査報告書(証明書)」を発行いたします。本報告書は、そのまま生命保険協会等の第三者評価エビデンスとしてご活用いただけます。

外部監査(基本監査・認定監査)実施のプロセス|【1】オフサイト監査(書面監査)

Webフォームとクラウドを活用し、日々の業務負担を抑えた効率的な監査準備

外部監査契約の締結後、貴社の体制に合わせた「外部監査実施計画書」を作成し、代表者、管理責任者宛に案内メールを送付いたします。
専用のWebフォームを通じて、「保険代理店概要書」や「保険募集人調査票」等へスムーズにご回答いただけます(※認定監査の場合は、追加で組織診断調査票も実施します)。
各種規程やマニュアル等の確認資料については、LEGAL専用のクラウドストレージへのアップロード方式を採用しております。紙の印刷や郵送の手間を省き、セキュアかつ効率的に監査準備を進めていただくことが可能です。

外部監査(基本監査・認定監査)実施のプロセス|【2】オンサイト監査(実態確認)

顧客への対応が現場で機能しているか、実態に即した多面的な検証を実施

事前にご提出いただいた資料や各種調査票(オフサイト監査の結果)をもとに、以下の方式でヒアリングおよび実態確認を行います。

■業務品質基本監査(リモート方式限定):
経営陣および管理責任者へのヒアリングを中心に行います(※保険募集人は調査票による評価となります)。
■業務品質認定監査(往査方式/リモート方式対応):
経営陣に加え、保険募集人個々への詳細なヒアリングも実施し、現場レベルでの浸透度まで網羅的に評価します。
形式的な確認にとどまらず、顧客の最善の利益を図るための「顧客本位の業務運営」が、実効性をもって機能しているかを重視した検証を行います。

外部監査(基本監査・認定監査)実施のプロセス|【3】外部監査報告書の提出

組織の強みと改善点を網羅した、次なる成長の指針となる詳細レポート

オンサイト監査の終了後、各管理態勢別に設定した監査項目を一つひとつ精査し、客観的な評価・判定と具体的な改善策をまとめた「外部監査報告書」(PDF電子データ)をご提出いたします。(※画像はイメージです)
本報告書は、単なる指摘事項の羅列ではなく、実務に直結する改善点や優先順位を網羅的に整理した重厚なレポートです。

■業務品質基本監査:
オンサイト監査終了後、約40日を目安に提出(総ボリューム約30~40ページ)
■業務品質認定監査:
オンサイト監査終了後、約70日を目安に提出(総ボリューム約60~70ページ)

この詳細な報告書のフィードバックを基盤として、より高度な顧客本位の業務運営体制の構築へとつなげていただけます。